他者のエネルギーを強く感じ取ってしまう能力「エンパス」ってなんだろう?

エンパスとは?

「エンパス(empath)」は、他人の感情やエネルギーを強く感じ取ることができる人を指す言葉です。一般的に、エンパスは周囲の人々の感情を自分自身の感情として体験する傾向があります。たとえば、彼らは他人が悲しんでいるときには悲しみ、他人が幸せであるときには幸せを感じることができます。

エンパスは、自分自身の感情を強くコントロールすることができることが多くありません。彼らは、ストレスやトラウマを感じやすく、しばしば人混みや社交的な場面で疲れてしまうことがあります。一方で、エンパスは、他人の感情を理解することが得意であり、優れたカウンセラーや医療従事者になることがあります。

この記事全般に言えることですが、エンパスについての科学的な研究はまだ限られており、エンパスに関する知識は不十分です。また、エンパスに対する誤解や偏見も存在するため、注意が必要です。

エンパスを自己申告している有名人

一部の有名人がエンパスであると自己申告しています。以下には、自己申告した有名人の一部が挙げられています。

  • レディー・ガガ:アメリカの歌手で、エンパスであることを公表しており、その感覚を彼女の芸術に取り入れています。
  • エマ・ストーン:アメリカの女優で、エンパスであることを公表しており、自分自身の感情に敏感であると語っています。
  • ジム・キャリー:アメリカの俳優で、エンパスであることを公表しており、自分の芸術表現に取り入れています。


エンパスという概念の発見のきっかけ

「エンパス」という言葉自体は、1990年代初頭にアメリカの心理学者ヘイヴン・ローリー(Haven L. R.)によって提唱されました。彼女は、自分自身がエンパスであることを実感し、その感覚を研究対象としました。

しかし、エンパスの概念自体は、古代から存在していたと考えられています。たとえば、ヒポクラテスやアリストテレスは、他人の感情を自分自身が体験することがある人々について記述しています。また、ユダヤ教のカバラやインドのヨガ哲学など、古代の宗教や哲学において、他人の感情を感じ取る能力が重要視されていました。

エンパス研究の著名人は?

エンパスに関する研究はまだ限られており、著名な研究者は少ないです。しかし、以下のような研究者がエンパスについて研究しています。

  • ジュディス・オーロフ(Judith Orloff):アメリカの心理学者で、エンパスに関する著作を多数出版しています。彼女は、自身もエンパスであることを公表しており、自らの体験や臨床経験からエンパスについて研究を進めています。
  • エリザベス・シェパード(Elizabeth Shepherd):イギリスの心理学者で、エンパスに関する研究を行っています。彼女は、エンパスが社会的ストレスに対して敏感であることや、エンパスが他者の感情を理解する能力に優れていることを示す研究を発表しています。
  • スーザン・ジューボンビル(Susan Joubert):カナダの心理学者で、エンパスに関する研究を行っています。彼女は、エンパスが過剰な共感心理状態に陥ることがあることや、エンパスがストレスによって身体的な症状を発現することを示す研究を発表しています。

まとめ

エンパスについては、まだ科学的に十分に研究されていないため、不確かな部分があります。しかし、エンパスの存在は実際にあり、エンパスとして生きる人々にとっては、その特性について理解されることが重要です。

一般的に、エンパスと接する人々は、エンパスが他者の感情を強く感じる傾向があることを理解し、彼らの感情に敏感に対応することが求められます。また、エンパス自身は、自分自身の感情をコントロールするための戦略を見つけ、ストレスや過負荷を回避することが重要です。

エンパスが心理的なサポートを必要とする場合は、カウンセリングや心理療法などの専門家の支援を受けることが役立ちます。

最も重要なのは、エンパスを含むすべての人々を、尊重し、理解することです。私たちは、他者の感情や個性を尊重し、相手を受け入れることができる社会を築いていく必要があります。